小説:宮本忠信
2004年7月9日昨日、ミニモニのCDでも買おうと思って、BOOK OFFに行ったら、いきなり店の外から、黒ランニングと短パン、頭に泥のついたタオルをまいた、汗だくのデブがすさまじい勢いで突入してきた。
デブは、一目散に、エロ漫画とエロDVDに向かうと、股間をいじりながら、それらを物色し始めた。
昨日は、ただでさえ、暑かったのに、そのデブを見て、さらに、げんなりした。
デブは、それから、その場に座り込み、じっくりとエロ漫画を読み始めた。エロ漫画を一通り、読み終えると、次は、エロエロDVDをじっくりと吟味し始め、なめるように、丁寧に、そのパッケージを見ていた。
その際も、ポケットに手を突っ込みながら股間をいじっていた。エロエロDVDを見ながら、爪のあかや耳あかをほじくりだし、その臭いをかいでは、そのたびにニヤリとほほえんだ。
それから、長時間かけて、エロエロDVDを選別し、「カードキャプターさくら最高です」とぶつぶつとわけのわからない独り言をいいながら、気に入ったと思われるエロDVD数本をレジにもっていった。
デブが通り過ぎると、わきがと甘酸っぱい臭いとイカ臭いが混ざった臭いがたちこめ、多くの客達が吐き気をもよおした。7820円の買い物をすませたデブは、さっそうと自転車にまたがり、去っていった。その自転車の後輪サックには、山口県××市、宮本忠信と書いてあったように見えた。
こんな不潔なデブが、あのような美人(ただし酒飲み)と数年後に結婚しようとは、なんぴとたりと、想像すらこともできなかった。
「ヒロシです、さわってもいないのに、手から草の臭いがするとです」
「ヒロシです、家に帰ったら、知らないおじさんが僕のふとんで寝ていたとです」
「ヒロシです、彼女をおじさんにとられたとです」
デブは、一目散に、エロ漫画とエロDVDに向かうと、股間をいじりながら、それらを物色し始めた。
昨日は、ただでさえ、暑かったのに、そのデブを見て、さらに、げんなりした。
デブは、それから、その場に座り込み、じっくりとエロ漫画を読み始めた。エロ漫画を一通り、読み終えると、次は、エロエロDVDをじっくりと吟味し始め、なめるように、丁寧に、そのパッケージを見ていた。
その際も、ポケットに手を突っ込みながら股間をいじっていた。エロエロDVDを見ながら、爪のあかや耳あかをほじくりだし、その臭いをかいでは、そのたびにニヤリとほほえんだ。
それから、長時間かけて、エロエロDVDを選別し、「カードキャプターさくら最高です」とぶつぶつとわけのわからない独り言をいいながら、気に入ったと思われるエロDVD数本をレジにもっていった。
デブが通り過ぎると、わきがと甘酸っぱい臭いとイカ臭いが混ざった臭いがたちこめ、多くの客達が吐き気をもよおした。7820円の買い物をすませたデブは、さっそうと自転車にまたがり、去っていった。その自転車の後輪サックには、山口県××市、宮本忠信と書いてあったように見えた。
こんな不潔なデブが、あのような美人(ただし酒飲み)と数年後に結婚しようとは、なんぴとたりと、想像すらこともできなかった。
「ヒロシです、さわってもいないのに、手から草の臭いがするとです」
「ヒロシです、家に帰ったら、知らないおじさんが僕のふとんで寝ていたとです」
「ヒロシです、彼女をおじさんにとられたとです」
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