高島部長は、そのとき、当社の大得意先の外国人との折衝の場にいた。

当社の未来を左右しかねない大きな交渉の場だ。
この交渉は、ホテルの高級レストランで行なわれた。
ドイツX社のブッフバルト社長は、我が社の条件に、NOを繰り返すばかり。
交渉は、決裂、我が社の未来も厳しいものであるように予想された。

その時、ブッフバルト社長は、腹の調子が悪かったのか、すごい勢いで、ほかほかのライスの上に脱糞してしまったのである。

下痢状の便の中には、未消化のベーコン、コーンなどが混じっていて、一見、ベーコンとコーンをトッピングしたカレーライスにも見えなくはなかった。

しかし、ひどい臭気に、多くの社員やレストランの客達が鼻をつまみ、「オー・マイ・ゴッド!」、「テリブル!」とざわめく中、高島だけは、「おっ、うまそうなカレーですな」と、べっとりと下痢便のかかったライスの皿を手に取ると、スプーンで、すくいあげ、食べ始めた。

高島は、舌鼓をうちながら、下痢状の便とライスをスプーンで、こねくり回しながら、ぱくぱくと口に運ぶ。

口の中で、便とライスを何回も、くちゃくちゃと咀嚼して味わうとごくりと飲み込んだ。

なんと、便にはぎょうちゅうが混ざっていたが、高島は、「おっ、スパゲティー入りですな、おしゃれですな」と、何事もないかのように、ぎょうちゅうを、ちゅるちゅると吸い込んだ。

そして、高島は、あっという間に、糞カレーライスを食べきってしまったのだ。

「ずいぶんと熟成されたカレーですな。ごちそうさま」と言う高島。

「食後に頼んだハーブティーはまだですかな?」と言う高島。
すると、ブッフバルトは、すごい勢いで、高島のカップに放尿した。

湯気をたてる、しぼりたてのブッフバルトの尿。

「さすがは、ドイツ、本場のハーブティーは違うね。この黄色さがいいね」と言うと、高島は、尿を、ズズズズといっきに飲みほした。

これを見たブッフバルトは、「OH!ベリー・グッド!タカシマ・イズ・スーパー・サラリーマン!ベリー・ナイス・スカベンジャー!」と、高島を大変に賞賛し、契約は当社の希望通り、締結された。

そう、ここから、サラリーマン金太郎にも負けない、衝撃的な高島出世伝説が始まるのだ。

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