指令152:ゴルゴ13、悪徳弁護士狙撃作戦!
ある日の午後、一人の金持ちな弁護士がリムジンの後ろにふんぞり返っていると、二人の男が道の脇で草を食べているのを見かけた。

弁護士は運転手に止まるよう命令すると、外に出て彼らに声をかけた。

「なんで君らは草なんか食べているんだ?」
「食べ物を買うお金が無いんです」と貧乏な男が言った。
「それなら、私と一緒に家に来たまえ」
「だけど、私は妻と二人の子供がいるんです!」

「彼らも連れてきなさい」弁護士はもう一人のほうに向き直って言った。

「君も我々と一緒に来たまえ」
「しかし、私には妻と六人の子供がいるんです!」と二人目の男。

「一緒に連れてきなさい」弁護士はそう答えると、自分のリムジンに向った。

さすがに大きなリムジンでもそう容易ではなかったが、なんとか全員がリムジンに乗り込んだ。

車が発車すると、貧乏な彼らは言った。

「あなたはとても優しい方だ。私たち全員を連れて行ってくださるなんて……。本当にありがとうございます」
弁護士はリムジンの後ろにふんぞり返りながら答えた。

「問題ないよ、うちの庭の草は30センチ近くまで伸びてしまっているんだ」

ドキューン

弁護士は、銃弾に頭蓋骨をくだかれ、即死した。

貧しい男は、仮面を脱ぐと、そこにはゴルゴ13の顔が!

ゴルゴ13「毎日、草ばかり食べていると、うんこも緑色になるんだよね」

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