渡ろ世間は鬼ばかり(第一話)幸楽の惨劇
2008年5月21日
2008年春ー。中華料理店「幸楽」では、毒餃子問題、原油高やインフレの不況のため、苦境に陥っていた。勇(角野卓造)や五月(泉ピン子)たちは、これまでに味わったことのない苦しい生活送っていた。愛(吉村涼)の長女で1歳になったさくらのミルク代、おむつ代、さらに、引きこもりの眞(えなりかずき)のパソコン通信費もバカにならなかった。勇(角野卓造)は、食い扶持を減らすため、五月(泉ピン子)に心中をもちかける。五月(泉ピン子)は悲しげにうなづくと、勇(角野卓造)とともに、浴室にこもり、硫化水素発生中、注意の張り紙をした。しばらくして、眞(えなりかずき)が帰ってくると、浴室の張り紙を見て、あわてて、浴室のドアをあけた。すると、卵の腐ったような臭いが浴室に充満していたのだ。呆然とする眞(えなりかずき)。(つづく)
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