海と太陽の教室:第4話『お前らの一番大切なのって所詮、お金かよ!??』
海と太陽の教室:第4話『お前らの一番大切なのって所詮、お金かよ!??』

織田(桜井朔太郎)は、学校の掲示板を見た。

「そうたろう君を救え」募金再開:入院1日につき、およそ100万円が必要です
・生まれつき胃や腸が働かない難病で、今年3月にアメリカで移植手術を受けた、 名古屋の小学生・各務宗太郎くん(8歳)の術後の経過がよくなく、入院が長引いているため、支援団体が募金活動を再開させることになりました。
今後も入院1日につき、およそ100万円が必要ですが、前回集めた1億5000万円は間もなく底をつきます。 今後、数ヶ月分の治療費として5000万円の支援を求めていく方針です。

織田『おーい、みんな、よく聞けー!実は、そうたろうくんという男の子が難病で苦しんでいる。そこで、わがクラスとしても募金をしたい。みんな、今日から、バイトをして、金をためるんだ。女子生徒は、風俗に、男子生徒は、出張ホスト、おれおれ詐欺など、短期間で大金をかせぐんだ!』

手段は、適当でないとはいえ、織田のいうことは間違いではない、生徒達は、

思い思いにバイトをはじめた。

そして1ヵ月後

織田『よーし、みんなよくがんばった。合計128万円が集まった。先生はうれしいぞー。』(泣くフリをするどすぐろい顔)

生徒『先生は、いくら寄付したんですか?』

織田『3億円!』(織田のどす黒い顔がにやける)

生徒一同は驚いた!しかし、そこにあったのは、サマージャンボ宝くじであった。

一部の生徒は、怒り、織田に殴りかかったが、逆に、カウンターパンチをくらって、あごを砕かれた。織田の教育は、旧日本軍の軍隊式なのだ。

織田『当選日を待てゃ!』

それから、当選日、当日。なんと、織田の宝くじが3億円に当たっていたのだ。

生徒『・・・・先生、やはり、先生はうそをつかない人だ。そうたろうくんも当分、生きられますね!』

織田『そうたろうくんってだぁぁぁぁぁぁれ????じゃあ、3億円あげるよぉ、はい、あげましたぁぁ』

手にもって、宝くじを上にあげる織田、その顔はどすぐろく醜くゆがんでいた。

織田『それとも、からあげにでもするかな?』

織田『それから、この128万円はおれが没収する!本校はバイト禁止だからな!いいか、世の中、ひとのいうことの全てが真実でないと言うことを知れ!それから、そうたろうとやら、お金が欲しければ、新聞配達からはじめて足腰をきたえろっ!水をくみに往復30kmの道のりを歩くアフリカの子供たちを見習え!イヒヒヒヒヒ、今日は超高級ソープ貸しきりだ!教師なんか、小日向校長殴って、やめちまえっ、イヒヒヒヒヒ!!』

生徒『織田先生、やめないでー!!!』

今日も、また、織田の教科書には載っていない社会勉強に、織田をまたまた見直す生徒達であった。

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